緑と水に輝く夏の秩父。
虹といえば雨上がりの空に大きなアーチを描くあれが浮かびますよね。
しかし、太陽光線の強い夏の森では、意外なところでも虹に出会うことができます。
秩父の代表的な滝の1つ「秩父華厳の滝」。
駐車場から3分ほどでアクセスできるにも関わらず、その美しい景観は深い森に守られるように存在します。
少々の雨の後、十分な水量があり晴れた夏の朝。
滝で巻き上げられる細かな水しぶきに鋭角に日差しが差し込む短い時間、そこにははっきりと美しい虹が現れます。
これについては比較的みなさんがご存知のことだと思いますが、次の虹は意外とご存じないかもしれません。
続いては、定峰川。
やはり、よく晴れた夏の日の朝です。
夏の森、そして水辺は生命にあふれます。
虫たちも同様で、沢山の羽虫が飛び立つこの時期は蜘蛛たちにとっても“蜘蛛の巣づくり”の最盛期になります。
実は、この蜘蛛の巣は滝の虹同様に、光の屈折で虹色に輝きます。
クローズアップ写真に納めると、まるで銀河か、飛行機から見下ろす都の夜景のような世界が浮かび上がります。
ちょっと早起きすると、夏の森、そして水辺では、こんな素敵な光景に出会うことができます。
この夏休み、ぜひみなさんも森の虹を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。