こんにちは、編集長のあざみっくすです。
秩父はそば屋さんが多いですよねー。どちらのお店も、そば粉から水までこだわり抜いており、甲乙はなかなかつけづらいものです。
ただ、そばのつゆ、つまり“かえし”に特にこだわりを持ったお店があります。
それが、横瀬町の『醤(ひしお)』。
創業160年老舗のお醤油屋さん「島田醤油店」が5年前に開業したそば屋で、地元や遠方のリピーターが多いと評判。
早速、取材に行ってまいりました。
わかりやすい場所&外観
横瀬駅の坂氷交差点を高篠方面にしばらく進んだ所に『醤』はあります。
県道沿いに『醤』の看板が目に入ります。わかりやすいので、車で走っていてもすぐに見つけられるかと思います。
手入れされた庭に、素敵な日本家屋が佇んでいます。こちらが『醤』です。
なびく“のれん”が素敵です。5年前に開業と歴史は浅めですが、どっしりとした風格が伝わってきます。
店内はカウンター5席、テーブル席が12席ほど。土日には行列ができることもしばしばあるようです。
着席後、気になるメニューをチェックしましょう!
醤油を純粋に楽しむためのメニュー構成
『醤(ひしお)』の特徴は何と言っても、代々受け継がれてきた製法で作った醤油を使った、“かえし”(つけつゆ)。そば屋というと、「そば粉」や「手打ち」にこだわることが多いですが、つゆに一番力を入れる、というのは珍しいですよね。
そもそも、このお店を始めた理由が、自店の醤油をたくさんの人に親しんでもらいたいからだそう。そのため、お醤油屋さんでなければできない発想で、甘めの味に子どもから大人まで、幅広くそばを楽しんでもらえる味に工夫されています。
隣は、創業140年の醤油屋さん。ここで“かえし”に使う醤油を作っています。
メニューは基本的に、“かえし”を楽しんでもらうために、シンプルなもので統一。
なんと家族で来店すると、小学生以下のお子様は半せいろが無料で注文できてしまいます。
店主の島田さんも、「お客様に喜んでもらうことが第一」として、開業前に秩父の様々な飲食店を回り、どんなニーズがあるかを徹底分析。そこで、気づいたことが、人気のそば屋さんはそばの量が多く、お客様がお腹いっぱいになることが一つポイントだと発見。その経緯から、通常の“もり”を200gに設定。(通常は120〜150gが一般的)
そば・そば湯にも負けない、独自の“かえし”がたまらない!
それでは早速注文しました。
こちらが今日は一番人気の「天せいろ(大盛)」(1,350円)。
見た目からしてボリュームもありますし、何より丁寧な作りを感じます。
大盛りは300g…かなりの迫力です。
サクサクの天ぷらはエビ、きのこをベースに、香味野菜などを季節ごとに提供しています。季節ごとに食べられるものが変わると、何度も訪れたくなっちゃいますね〜
“かえし”は甘めの醤油。多くの人に受け入れやすい味を心がけて作っているそうです。
最後はしっかり“そば湯”もいただきましょう。
“かえし”には濃いめの味の醤油を使用しているため、そば湯で割っても醤油の味が負けず、最後までしっかりと味わうことができます。訪れるお客様も、このそば湯を飲みたい!という想いで来られる方も少なくないとか。
お客さんに喜んでもらうのがモットーという店主と島田さん、笑顔が素敵です。
いかがでしたか?
老舗醤油店だからこそできる、独自のそば屋『醤』。秩父で数多くのそば屋さんを制覇していても、こちらのお店では、一味違った楽しみ方もできるかもしれません。
また、子どもから大人まで、老若男女が楽しめるそばですので、ぜひご家族で出かけてみてください!
「そば屋 醤(ひしお)」の概要
店名 | そば屋 醤(ひしお) |
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ジャンル | そば、てんぷら |
住所 |
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬5932 |
アクセス | 西武鉄道「横瀬駅」から車で約6分 |
営業時間 | 11:30〜13:30 ※そばが売り切れ次第終了 |
定休日 | 水・木曜日 |
問い合わせ先 | 0494-22-0894 |
参考サイト | 食べログ |