こんにちは、編集長のあざみっくすです。
先日、ちちぶる編集局あてに取材依頼をいただきました。その内容がこちら…
「搾汁した果実を”綿あめ”に加工する綿菓子機を開発しました。全て秩父産のフルーツ綿あめです。ぜひ見に来てください!」—大平戸農園
おお、秩父産のフルーツから作った”綿あめ”!これはなかなか面白い!
というわけで、ものすごく機になるこの”綿あめ機”、早速取材に行ってまいりました!
小鹿野 両神地区にある大平戸農園
秩父市街から、車で約30分。
小鹿野町の両神地区に大平戸農園はあります。
こちらが大平戸農園。
秩父はもとより、埼玉県全域の農園さんのフルーツ・野菜などを搾汁し、ジュース、ジャムなどを生産しています。
あらゆるフルーツや野菜を加工できる老舗工場!
工場の中を見学させていただきました。
こちらが加工する前のぶどう、今日秩父の農園さんから依頼を受けてきたもの。
おお!艶のある柚子ですね!
これらの果物は、それぞれの農園さんでは商品として売れない「規格外」のもの。(もちろん質は正規品と同じ!)
各農園さんから依頼を受けて、ジュースやジャムといった商品に加工して。それを、各農園さんに納品するそうです。
工場内にある、果物を煮詰める釜。
ここでグツグツの時間をかけて煮詰めながら砂糖などを加えていくと、ジャムができます。
こちらは、本日できたばかりの「キウイ」のジャム。
確かに種がキウイそのものですね!おいしそうです!
搾汁を行う機械、工場内の設備がとにかく充実している印象でした!
埼玉県内でここまで搾汁の設備が整っている農園はないとのこと。
確かに、秩父に限らず幅広く加工依頼がくるのも頷けますね。
ぜひ、ホームページをチェックしてみてくださいね!
いよいよ、新開発の「綿あめ機」を取材!
さて、今回の話の発端だった「綿あめ機」。
こちらをご紹介していただきました!
じゃーん!こちらが新開発の「綿あめ機」です。
なんと中国から仕入れた「綿あめ機」を独自にカスタマイズして、試行錯誤の末、完成した苦心の作品!
そしてこちらがポイントとなる果汁飴。
実は本当の果汁を使った飴は、生産ロットが大きく、個人の農園で作るのは極めて難しいそう。
そこを大平戸農園では独自のノウハウと提携会社との信頼関係で、低コストで本物の果汁を使った「果汁飴」の加工に成功。今回の「綿あめ」を開発できたようです。
使い方は簡単!誰でも綿あめ作りを楽しめる!
それでは、早速綿あめを作っていただきましょう!
実演いただくのは、開発者の大谷さん。
大平戸農園の2代目です。
しばらく機械を稼働させ、中心部に熱が出て来ればOK。果汁飴を3つほどと、ザラメを少々加えます。
今回は、ぶどうの果汁飴で作っていただきました。
※もちろん搾汁は大平戸農園さんで行ったものですよ!
まもなく、ぐいぐい綿あめが発生してきます!
楽しいいい〜(笑)これ、子どもなら確実に食いつくやつですね!
あっ、という間に出来上がってしまいました。
写真では分かりづらいですが、綿あめがほんのり赤く色づいているんです。
そして、ぶどうの香りもしっかりと出ています!
お味はというと…ぶどう風味の綿あめ!
めちゃくちゃ美味しいです!
この後、それぞれの味の綿あめを作ってくださいました。1日に何個も綿あめを食べたのは、初めてかもしれません(笑)
「最初は綿あめ機を作るようになったのを、周りから笑われたもんですよ」
「それでも、儲かるとかじゃなくて、子どもがワクワクするようなことをやりたかったんですよ」
と、綿あめを作りながら、開発の経緯や想いを語っていただけました。
いかがでしたか?
なんとこちらの綿あめ機、1日5,000円でレンタルを開始したとのことです!(詳しくはホームページをチェックしてみてください!)
大谷さんがイベント等でこの綿あめ機で出店した際は、途切れることのない行列で、多い時では400個以上の販売にもつながったとか。
その時も、自分が綿あめを作る姿に目を輝かせる子どもたちがたくさんいて、本当にやりがいを感じた、そうおっしゃっていました。
子どもを楽しませたい、というシンプルな想いから開発した「綿あめ機」。
ぜひ多くの方にご利用いただき、たくさんの子どもが喜ぶ場所を作れたらいいな、と思います。
「フルーツファクトリー大平戸農園」の概要
店名 | フルーツファクトリー大平戸農園 |
---|---|
ジャンル | 農園 |
住所 |
埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2140-1 |
問い合わせ先 | 0494-79-0818 |
参考サイト | 公式サイト |