秩父旅行も安心!地元の人と会話がスムーズになる秩父の方言(秩父弁)10選


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東京からそれほど離れていない秩父でも、実は方言があります。全く知識がなく、地元の人どおしの話を聞いていると、ちょくちょく意味不明な言葉が飛び交います(笑)。そんな秩父の方言を知っておけば、旅行や仕事で秩父に訪れても、地元の人とスムーズに交流ができます!


こんにちは。ちちぶる編集部の上林です。

突然ですが、皆さんは見知らぬ土地に出かける際、その地の独自の情報を調べたりしますよね?そんな調べることの一つに「方言」があると思います。
観光でも仕事でも、現地の方言を知っておくと、地元の人との会話もはずんだりするものです。外国に出かける時に現地の言葉を覚えていくのと一緒ですね。

実は、秩父にも独特の方言があります。今日は、そんな秩父の方言「秩父弁」をご紹介します!

 

1 めった(めっためった)

方言:めった(めっためった)
意味:やたら、次から次へ、何度も
使い方:そんなもなぁ、めったほーりこんどきゃぁ、せやぁねぇよぉ。(そんなものはどんどん投げ入れておけば、大丈夫だよ。)

いきなり、すごい方言感ですよね(笑)。でも、「めった」は非常によく使われています。この例は、先日私の祖母が料理の説明をするときに話していたセリフです。その時は「そんなもなぁ」の前に話す相手のことを言う「おめぇ」がついていましたが、全く怒っていません。むしろ笑っていました。

 

2 ひっちゃく

方言:ひっちゃく
意味:破く
使い方:さつまは、新聞紙ひっちゃいてくるんどけぇなぁ。(サツマイモは新聞紙を破いて包んでおけば?)

新聞紙が「必着?」と思った方、そうではありません。「破く」という意味なのです。これも実は祖母が、サツマイモを少し多めに購入してしまったときに言っていたことでして…

 

3 し

方言:し
意味:衆、人
使い方:わけぇし、おとこし、おんなし(若い人、男の人、女の人)

「衆(しゅう)」が短くなった感じですね。町内の会合などで飛び交います。秩父弁では「おーい、そこのし!」のように、「し」単体では使いません。例に挙げた3つのように、「し」の前に「若い」などを付けて使っています。

 

4 ~だんべぇ

方言:~だんべぇ
意味:~でしょう
使い方:ほーら、言ったんべぇ(ほら、言ったでしょう。)

秩父音頭に「♪そうとも、そうとも、そうだんべ。あちゃむしだんべぇに吊るし柿っと~こらしょ」という合いの手のような歌詞があります。この、「あちゃ」「むし」「だんべぇ」が秩父の方言という、よく使う言葉ということでしたが、今では「だんべえ」以外はほとんど使いません。少し寂しいですね。

 

5 えら

方言:えら
意味:たくさん
使い方:今年はえら、採れたんよ。(今年はたくさん採れたよ)

数年前、近所の方が採れたてのジャガイモを持ってきてくれたときの言葉です。「たくさん」という言葉も、普通に「たくさん」というのと「たーくさん」というのとでは、量のニュアンスが違うように、「えら」も「えら」というのと「えーら」というのとでは、「えーら」の方が量は多く感じます。

 

6 すける

方言:すける
意味:手伝う
使い方:おーい、こっちすけてくれい。(おーい、こちらを手伝ってください。)

「手助け」の「助け」が残った感じですね。透けてないですよ(笑)。ちなみに「透ける」は、普通に「透ける」と言います。例えば「透けてめぇらぁ。(透けて見えるよ。)」。イントネーションもほぼ同じなので、紛らわしいですね。

 

7 せやねぇ

方言:せやねぇ
意味:大丈夫
使い方:これは、うっかいてもせやねぇもんだよ。(これは、折れても大丈夫なものだよ。)

「せやねぇ」は、「世話ないよ」という文脈が秩父流になまった感じで、どこでも飛び交う言葉です。「せやねぇから…」とか、「せやぁねぁ、せやぁねぁ」と言ってくれます。秩父弁は少々きついイメージを持っているように感じます。秩父に住む私ですら、お話をしていて「怒っているかな?」と勘違いした経験があります。秩父の人々は優しいのです。秩父の人が「せやねんけぇ?」と声をかけてくれたら、それは心配しているということなんですよ(笑)。

 

8 うちゃぁる

方言:うちゃぁる
意味:捨てる
使い方:はぁ、いらねぇから、うちゃっちゃうべぇや。(もういらないから、捨ててしまおうよ。)

原型をとどめていませんが、使い方としてはまさに「捨てる」と一緒です。秩父独特の言い方なのでしょうか?

 

9 よいじゃぁねぇ

方言:よいじゃぁねぇ
意味:大変
使い方:そんな、よいじゃぁねぇことゆーないなぁ。(そんな、大変なこと言わないでよ。)

「容易ではない」がなまったようです。この「よいじゃぁねぇ」は、今でも秩父の多くの人が使っているため、覚えておくで会話がスムーズになること間違いありません!

 

10 けぇる

方言:けぇる
意味:帰る
使い方:はー、おらぁけぇらぁ。
    (もう、俺は帰るよ。)

最後は、「けぇる」。「帰る」が徐々になまった感じですね。地元の人と話していて「はー、けぇるん?」と言われたら、もう帰っちゃうの?と寂しくてあなたともっと一緒にいたいという気持ちです!

いかがでしたか?東京から90分の秩父でも、こんなおもしろい方言があるんです。(今回ご紹介できなかったものも、まだまだたくさんあります!)

秩父に出かけときは、ぜひ地元の人の会話に耳を澄ませてみてください。秩父弁が全開の会話を見ることができるかもしれません。また、皆さんもぜひ使ってみてくださいね。言葉でも秩父を満喫しましょう♪

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