こんにちは、おがのゲストハウス女将のらぶこです。
先日新宿にて都会人きどってスタバでコーヒーを飲んでいた時のことです。電話が鳴りました。
「鹿が獲れたけど、解体見に来るかいな?」
地元の猟師さんからでした。
残念ながら解体を見ることはできませんでしたが、少し話を聞くことが出来ました。
銃による狩猟に必要なのは、優秀な犬。優秀な犬は鹿を川の近くまで追い込むそうです。そこを仕留めて、川に落とす。血が焼けて臭くなる前に、川の水で冷やすそうです。
また、皮も手ではなくウィンチでひっぱって剥がす。手で触れると人間臭くなるから。こうして解体された鹿の肉は、とっても綺麗な赤。その中でも、もっともよい部分であるロースをいただきました。
包丁を入れるとすっと切れました。なんという柔らかさ!!!臭みも全くありません。
が、しかし、らぶこは鹿肉を調理したことがありません。そこで日を改め、友人「旅×カレー」ことばねっちを召喚!!小鹿野の野菜とこの鹿肉でインド仕込みのカレーを作ってもらいます!
ご近所さんやたまたまのゲストさんに見守られながら調理開始。 わくわく、わくわく。
鹿肉に合わせて、旅×カレー君がこだわってくれたのが、小鹿野で穫れた野菜たち。大根、玉ねぎ、ピーマン、ほうれん草、人参など。鹿肉のカレーと小鹿野の野菜カレーの2種類を作ってくれます。
野菜カレーはムング豆をベースに。優しい香りが漂います。
鹿肉カレーは粗みじんの玉ねぎをじっくり炒めて、玉ねぎの甘みとコクを引き出します。ニンニクと玉ねぎの香り~!たまら~ん!
鹿肉も粗みじんに。今日はキーマカレーです。
秘密のスパイスたちも入って、最後にコクを出すためのカシューナッツペーストが入りました。
スパイスの香りにみんなメロメロです。
旅×カレー特製!
・大根と鹿肉のキーマカレー
・小鹿野がぎゅっとつまった野菜カレー
の完成です!!
らぶこはさっぱりしっとりのおからサラダを作りました。小鹿野町の美味しい「水むら」さんのおからは、大豆そのものが美味しいので、調理もシンプルに。
(水むらさんのお豆腐を使ったごはんはまた後日♪)
お腹ぐーぐー!いっただきまーーーす!!
そのあとは…あまりの美味しさに、写真を撮る間もなく完食してしまいました…
豆カレーはマイルドで、豆のとろみが優しい~。ほうれん草もとろりと絡んでほっほ~!
鹿カレーはピリッと辛め。弾力のある鹿のお肉は野生味溢れているけど、全く臭みがなく、あっさりしていて美味しい!そこに絡むカシューナッツのコクが効いたカレー。最高です!!!
そして、終盤には2つのカレーが出会ってまざって、もう言葉を失う美味しさでした。
「小鹿野は野菜がたくさん穫れるから、その時その時で違うカレーが作れますね」
旅×カレー君はしばらくインドへ旅立つけど、帰ってきたらまたカレーを作りに来てくれるそうです。
小鹿野の自然の恵みをまるっとお皿にのせて。そんなカレーを、おがゲスでいつも出せるようになりたいな、と思いました。スパイスの勉強しようっと!
旅×カレー君、ありがとう!鹿肉を提供してくださった猟師さん、ありがとうございました~!
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